長野放送
子どもたちに伝統芸能を「体感」してもらおうと長野市の小学校で三味線の演奏会が開かれました。児童は耳で聞いて、そして楽器にも触れるなど特別な時間を過ごしました。
体育館に響く三味線の軽快な音色。長野市の大豆島小学校で開かれた演奏会です。
演奏会は子どもたちに伝統芸能に触れてもらい、未来につなげていこうと市が企画。去年から市内の学校などで琴や日本舞踊の演奏会を開いています。
15日は長野市を中心に40年以上演奏をしている「藤本流三味線 秀喜衛会」のメンバーがお囃子(はやし)など10曲近くを披露しました。
子どもたちが実際に三味線に触り演奏する時間も…。
ほとんどの児童が初めての体験です。
少し弾けるように!
児童:
「重たかった。きれいな音が出てすごかった」
「心が動かされるようで温かくなった。三味線やってみたいと思った」
藤本流三味線 秀喜衛会・西沢喜久代代表:
「大きくなってあの時こういうのを聞いたっていうだけでもいいじゃないですか。日本の和楽器をわずかでもいいから伝承していきたいなと」
見て、聞いて、そして、触って…。
伝統芸能を体験した子どもたち。市では来年度以降も演奏会を続けていくことにしています。
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