押し入れに興味津々…
ウクライナから長野・高森町に避難している家族9人がこの週末、町営住宅に移りました。今週中には日本語学校にも通う予定で、日本での生活を本格化させています。
引っ越しをしたのはウクライナの母と子9人。飯田市に本部を置く空手の団体「禅道会」が現地に支部を持っていたことが縁となり高森町に避難。
これまで町の宿泊施設に滞在してきましたが14日、町が用意した町営住宅に入りました。
9人が家族ごとに3棟に分かれます。3歳のダニエラちゃんは押し入れに興味津々…
当面、家賃などは免除され、生活費は募金で賄われます。洗濯機や冷蔵庫は町が買い揃えたもので、新生活の準備が整いました。
この家で料理を担当するカテリーナさん。町の職員からガスコンロの使い方を教わりました。
クズニェツォバ・カテリーナさん(19):
「自分の住むところに来てとてもうれしいです。これからは自分の思い通りの生活ができます」
スタシウク・ディナさん(36):
「畳にも慣れたので問題ない。娘のダニエラちゃん(3)を寝かしつけるとき、畳だと広くてごろごろしているうちに寝てくれて楽」
この後、近くの量販店で早速、食料品や鍋などを買い出し。新たな生活が始まりました。
スタシウク・ディナさん(36):
「子どもの教育のことなどを決めて、落ち着いたら仕事を始めたい」
9人は仕事や通学に向けて今週から日本語を学ぶ予定ます。
長野放送[/MARKOVE]