伊那商工会館で開かれた「おいしーな」公開発表会
長野県の伊那商工会議所は、伊那市の飲食店情報WEBサイト「おいしーな」を作成した。伊那飲食店組合と市第一飲食店組合の協力を得て、加盟店を中心に176店を紹介。検索機能や地図機能などを充実させ、店やイベントなどの情報を随時更新していく。18日に公開発表会を同市中央の伊那商工会館で行い、「多くの人にサイトを知ってもらい、利用してもらいたい」と今後の利用に期待した。
同商議所は、3月まで市内の飲食店情報サイト「伊那ぶらり旅」を運営していたが、検索機能がなく、利用者が調べづらいなど問題点を踏まえて、新たなサイトを構築。初めて市内の飲食店を訪れる人でも安心して出かけられるように―と、来店の目的やエリア、ジャンル別に店を調べられる検索機能を設けた。グーグルマップと連携し、登録された全店舗の位置を1枚の地図で閲覧できたり、各店の情報をグーグルマップとひも付けることで詳細な地図や口コミを見たりできる。旧サイトに掲載していた店舗情報も一新し、各店舗の紹介ページを開くと、店の連絡先や料理の写真とともに店からのコメントが掲載されている。インスタグラムも活用し、5月にSNSとの連携も予定している。
今後、新サイトを通じてイベント情報を発信し、誘客につなげていく考え。新サイトなどにつながるQRコードを記載したカードを地元の企業や宿泊施設、公共機関で配布し、利用促進を図る。
伊那飲食店組合の宮沢幸一組合長(67)は「さまざまな情報発信の仕方がある中で素晴らしいものができた」。市第一飲食店組合の渡邊竜朗組合長(50)は「伊那市では多彩な食文化を提供しているが、相手に届く情報にしていくことが大事。一致協力し、行き届く情報へと推し進めていきたい」と話した。
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