長野放送
長野県が対話型AI「チャットGPT」の技術を5月15日から試験的に導入しました。議事録の要約やあいさつ文の作成などに利用し、業務の効率化につながる使い道などを検証します。
「信州の魅力を5つあげてください」
質問を打ち込むと、「自然豊かな観光スポット」や「美味しい郷土料理」の他、「人々の優しさや温かさ」といった回答も返ってきました。
AI・人工知能によって質問に対して瞬時に回答してくれるサービス、「チャットGPT」の技術です。
県が5月15日から試験的に導入しました。部内の会議で作成する議事録の要約や会合・催しでのあいさつ文の作成などに利用し、業務の効率化につながる使い道などを検証します。
県DX推進課・相田貞晃担当係長:
「全庁の2割を占める資料作成のスピードが上がることにより、県民との対話に時間を費やせるとか政策立案に使える時間に充てられれば理想的」
一方、情報流出などの懸念も指摘されています。県は個人情報や機密性の高い情報は取り扱わないほか、虚偽の情報が混ざらないか事実確認を徹底するとしています。
試験運用は7月21日までで実際の運用へ向けた課題などを検証していくとしています。
なお、県内の自治体ではすでに飯島町が導入しています。
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