長野県独自の感染警戒レベル
新型コロナ対策について、長野県は新規感染者数を抑制することから重症化リスクが高い人を守ることに重点をおきます。また、社会経済活動を回復するため、独自の感染警戒レベルを緩和しました。
阿部知事は29日、会見で新型コロナ対策の方針転換について説明しました。
長野県・阿部守一知事:
「新規陽性者数だけではなく、重症化リスクが高い方を守る対策に重点を置く」
県は、オミクロン株が重症化リスクが低いことなどを踏まえ、従来の新規感染者数の抑制から、リスクの高い高齢者や基礎疾患のある人を守ることに重点を置きます。
また、社会経済活動を回復するため、県独自の感染警戒レベルの引き上げ基準を緩和しました。直近1週間の新規感染者数について、これまでの基準の概ね3倍にしました。
これにより、長野、松本、上田、佐久、北信、諏訪、南信州圏域は「5」を継続、上伊那圏域を「4」、北アルプス圏域を「3」、木曽を「1」としました。
また、入院者が減り、確保病床使用率が一定期間、目安の25%を下回ったため、全県に出していた「医療警報」を解除しました。
なお、「医療アラート」について、県は、「医療警報」と「医療非常事態宣言」の間に新たに「「医療特別警報」を創設しました。
長野放送[/MARKOVE]