親子がくつろげる「カフェ」をオープン
特集は親子の「居場所」です。小学生の一人息子を育てるシングルファーザーが、以前、お伝えしたこども食堂に続き、親子がくつろげる「カフェ」を長野市にオープンさせました。
こどなcafe(長野市)
5日、長野市―。
中心市街地の中央通り沿いにオープンしたカフェ。食事をしたり、絵本を読んだり、店内には遊び場も。
こどなcafe
おとなも、こどもも楽しめる場所。「こどなcafe」と名づけられました。店主は窪田義浩さん(42)です。
こどなcafe店主・窪田義浩さん
こどなcafe店主・窪田義浩さん:
「お母さん、子育て世代は日々苦しんでいるってわけではないですけど、困っている、子育てに追われているお母さん方も来てもらえれば」
親子の居場所は窪田さん自身も求めていたものです。
窪田さんの本職は「大工」。工務店の社長です。
夕食の準備
家に帰ると…
慣れた手つきで夕食の準備。
窪田義浩さん:
「待て、いただきますしてから」
息子・旬くん
窪田さんは小学4年生の息子・旬くんを育てるシングルファーザーです。元々、妻と2人の子ども、4人で暮らしていましたが5年前に離婚。
2人での食事
以来、旬くんと2人暮らしです。
普段は明るい旬くんですが…
長男・旬くん(小4):
「(当時は)さびしかった(今は?)今もですね」
窪田義浩さん:
「長い間、寂しい思いをさせてきてしまったというのは、申し訳ないじゃないですけど、つらい思いをさせちゃったなと」
窪田義浩さん:
「旬シェフ、じゃあ持って」
長男・旬くん(小4):
「はぁ…」
窪田義浩さん:
「なんだ、そのため息は(笑)」
こどな食堂(長野市)
2021年12月、2人に新たな居場所ができました。窪田さんが手掛けた「こどな食堂」です。通常の「こども食堂」は、父子家庭には少し利用しにくいと感じていたのがきっかけになったと言います。
窪田義浩さん
窪田義浩さん:
「全部、時間帯がバラバラで曜日もそれぞれだし、月のペースもそれぞれだし、父子家庭の立場からいえば使いにくい」
こどな食堂
そこで、生花店経営者の協力の下、食堂をオープン。同じような境遇の人たちのために「朝食専用・毎日営業」にしました。(子ども無料、大人原則500円)
[/MARKOVE]