真っ赤に色づいたリンゴの収穫が進む果樹園=諏訪市上川
8日は二十四節気の一つ「寒露」。露が冷たく感じられ、朝晩の冷え込みが強くなる頃とされる。7日の長野県内はおおむね雨となり、15観測地点で今季一番の寒さを記録。長野地方気象台によると、最低気温は諏訪で8・9度、原村で6・4度まで下がり、いずれも10月中旬並みとなった。
諏訪市上川の宮坂茂樹さん(47)方の農園では、リンゴの収穫が最盛期を迎えた。真っ赤に色づいた実を一つずつ丁寧にもぎ取っている。約50アールの敷地に「シナノドルチェ」「秋映」「ふじ」など約40種類100本を栽培。同園によると、今年は台風の被害がなく、夏に雨が多く高温だったため「玉伸びが良く、豊作」という。
園主とともに栽培に励む父親の勝太さん(78)は「品種が多く、長い期間楽しんでもらえる。それぞれ味わいが異なるので食べ比べてほしい」と話している。同園では11月中旬にかけて収穫が続く。
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