花粉症 イメージ
今年も花粉症のシーズンがやってきました。鼻水やくしゃみ、倦怠感などの症状は現在、流行中のオミクロン株と症状が似ているため、専門家は注意を呼びかけています。
資料
長野県内でも飛散が始まった花粉。
街の人は…
街の人:
「(花粉を)先月くらいから感じている。鼻水とか目のかゆみとかある」
「目がシバシバ、ショボショボする感じがあります」
気象協会は、今年は例年よりも少な目としていますが、去年より多くなると予測しています。
花粉症対策グッズ(東急ハンズ長野店)
生活雑貨店では…
(記者リポート)
「店内の特設売り場にはマスクやメガネなど、花粉症対策グッズが並んでいます」
長野市の東急ハンズでは、先月上旬から対策グッズの特設売り場を設置。
東急ハンズ長野店・東福寺宙さん:
「マスクや顔の上から『プシュー』とやっていただきまして、ベールで覆って花粉を防げる」
売れ筋は付着を抑えるスプレータイプの商品です。顔やマスクに吹きかけて使うもので、手軽さもあって人気を集めています。
東急ハンズ長野店・東福寺宙さん:
「花粉症、やっぱりつらいものがあるので、マスクと一緒に使っていただければ」
提供:国立感染症研究所
一方、今年はより注意が必要です。それはオミクロン株です。
なのはなクリニック(耳鼻科)鈴木伸嘉院長:
「コロナのオミクロン株は花粉症と症状が似ているといわれています。日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会の見解としては、両者の区別をつけるのは難しいとしている」
オミクロン株の症状(日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会による)
オミクロン株の症状は鼻水が73%、くしゃみが60%、発熱は少なく倦怠感が出やすいとしていて、これらはすべて花粉症と共通です。
花粉症だと思っていたら実際にはコロナに感染していたというケースも出ているということです。気づかないうちにくしゃみなどで感染を広げてしまうことも考えられます。
なのはなクリニック(耳鼻科)鈴木伸嘉院長
専門家は…
なのはなクリニック(耳鼻科)鈴木伸嘉院長:
「花粉症の症状が出ないようにする、まずはそこからだと思います。花粉症を持っている人はあらかじめ耳鼻科を受診して、アレルギーの治療をスタートしましょう」
長野市内
すでに対策をしている人も…
街の人:
「コロナと初期症状が似ている部分があるので、今までは市販薬を飲んでいなかったが去年と今年は飲むようにしている」
花粉の飛散が本格化する前に治療を始める、グッズなどを使いなるべく花粉を体に入れない、花粉症の症状が出ないようにするため早めの対策が重要です。
[/MARKOVE]