長野放送
大きな被害が出ているトルコ・シリア大地震に信州からも支援です。長野県佐久市では、売り上げを義援金とするチャリティーラーメンを提供しました。
煮干しが効いたしょうゆベースの中華そば。佐久市のラーメン店「麺匠佐蔵」で、限定で提供された特別な一杯です。
（記者リポート）
「煮干しがしっかりと効いて食べ応えがある一杯です。こちらのラーメンは、売り上げがすべてトルコ・シリアの被災地に贈られるということです」
2月6日にトルコ南部で発生した地震。トルコとシリアで死者は4万6000人を超え、甚大な被害となっています。
日本時間の21日もマグニチュード6.3の地震が起きていて混乱が広がっています。
スタッフ：
「1杯900円でやっております。できればプラスお気持ちでいただければと」
チャリティーラーメンは、被災地を支援しようと佐久商工会議所青年部が企画。ラーメン1杯は900円ですが「お気持ち」としてそれ以上払うこともでき、売り上げはすべて被災地に義援金として贈ります。
麺やチャーシューなどの食材は青年部会員の8社が出し合い、店舗は定休日だった「麺匠佐蔵」が無償で貸し出しました。
客：
「おいしいです、すごくさっぱりしていて。楽しみながらおいしくチャリティーもできるので、企画としても素晴らしいと思う」
「一日も早く（被災地の）皆さんが通常の生活を取り戻せるように祈っていたい」
佐久市の柳田市長も職員とともに―。
佐久市・柳田清二市長：
「とてもいいんじゃないですか。おいしくいただいている」
佐久商工会議所青年部・相馬正徳会長：
「皆さん1000円以上、募金箱に入れたり、熱い思いでラーメン食べに来ていると実感。食を通じてトルコの皆さんに気持ちが通じて多少なりとも支援になればいい」
売り上げは、今後、支援団体を通じて現地へ送る予定です。
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