長野放送
今年度で閉校となる長野市の長野赤十字看護専門学校で1日、最後の卒業式が行われました。
大正時代から変わらぬ伝統の制服に身を包んだ25人が卒業証書を受け取りました。
学校は1897年(明治30年)に開学。125年間で卒業生は3440名に上ります。
しかし、長野市内の2つの大学に看護系の学部が新設され、学生の確保が困難になると判断し、今年度で閉校することになりました。
卒業生:
「自分たちが卒業した学校がなくなってしまうのは寂しいですが、最後の学生であることをとても光栄に思っています」
続くコロナ禍。学生たちも看護の仕事の重要性を目の当たりにしてきました。
卒業生:
「コロナ禍でなかなか実習に行けなくて、もどかしいところもあったけど、言葉にできない思いを抱えている患者さんが多いので、そういう思いを受け止められる看護師になりたい」
「男性も(看護師として)働けるんだということを社会にしっかり伝えていきたい」
卒業生は2月に受験した看護師の国家試験の結果を待ち、それぞれの道へ進みます。
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