長野放送
北京オリンピックでノルディック複合の渡部暁斗選手は個人で3大会連続、団体では28年ぶりのメダルを獲得しました。苦しい4年間を乗り越えてつかんだメダル。特に団体の銅メダルについては、「複合の未来につながるメダル」としています。
悲願の金メダルを狙った白馬村出身の渡部暁斗選手。15日の個人ラージヒルでは自身も納得のジャンプでトップと54秒差の5位につけます。
後半のクロスカントリーでは、2周目で先頭に追い付き、先頭集団でレースを進めます。
渡部暁斗選手:
「積極的に自分で行くしかないなと思って、自分をプッシュしていいペースがつくれたかな」
追い上げてくるライバルたちに競り勝ち、トップと0.6秒差の銅メダル。複合では日本勢初となる3大会連続のメダル獲得です。
渡部暁斗選手:
「(この4年間は)正直きつかったですね。背中を押してもらってここまで来られたので。金メダルは見せられなかったですけど、コンバインドのレースはおもしろいというのは見てもらえたと思うのでうれしい」
「金メダル」を公言し続けてきた渡部暁斗選手ですが、この4年間はパフォーマンスが落ち納得できないレースが続いていました。メダル授与式では、すがすがしい表情を見せました。
渡部暁斗選手と弟の善斗選手、そして木島平村出身の山本涼太選手が出場した団体でも銅メダルを獲得。日本チームとしては28年ぶりのメダルとなりました。
渡部暁斗選手:
「この瞬間をみんなで共有できてうれしいし(日本のコンバインドチームの)未来に対していいメダルだったと思う」
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