新築マンションの着工が増えている長野市街地
長野県内の新築マンションの着工戸数は、リーマンショックの影響でゼロだった2010年度以降、増加傾向で、2020年度は571戸となりました。長野市の中心市街地では、1月末現在で4棟のマンションが建設中です。需要の高さは何を物語っているのか、マンション事情を取材しました。
長野市や松本市で建設が進む分譲マンション。今年度の着工戸数は12月現在で321戸です。昨年度は2010年度以降で最多の571戸に上り、およそ3分の1にあたる197戸は長野市内でした。
市内では1月末現在も少なくとも4棟のマンションが建設中です。
新築マンション着工戸数(長野県まとめ)
(記者リポート)
「長野市の中心市街地です。あちらに建設中のマンションがあるんですが、大きく完売御礼と張り出されています」
別の建設中のマンションも―。
(記者リポート)
「長野駅の東口エリアにある建設中のマンションも、大きく完売御礼と書かれています」
需要は堅調に推移しているようです。
穴吹工務店は中心市街地で2棟を建設中です。
「サーパス長野南県」マンションギャラリー 長野市栗田
公開中のモデルルームは2LDK+ウォークインクローゼットの間取りで、単身者やカップル向けのコンパクトなつくりです。
穴吹工務店信越支店・河原広平さん:
「テレーワークなんかもしていただける書斎スペースもある。最近は、お住いの中で自分のスペースを確保したり、そういうことをマンションに求められている」
販売価格は3000万円から4000万円台が中心です。
モデルルームとは別の穴吹工務店のマンションを購入した長野市の男性(30)。妻と子どもの3人家族で、入居の日を待ちわびています。
マンションを購入した男性:
「高層階に住めるのでそこからの眺めだったり、朝早く起きてベランダでゆっくりコーヒー飲みながら一日の支度をしていくのがすごい楽しみ」
購入の決め手は何だったのでしょうか。
マンションを購入した男性:
「利便性がいいところですね。駅近だったりとか、値段との相談だったんですけど、気軽に歩いて何でもそろうところにあったので決めた」[/MARKOVE]