保育園(長野市)
子どものマスク着用です。政府は発育に応じて園児へのマスク着用を推奨する方針を打ち出しました。子どもに常に着用させる難しさもあり、現場からは困惑の声も上がっています。
長野市のころぽっくる保育園。年長クラスでは、全員がマスクを着けて遊んでいました。
園独自に年少以上のマスク着用を保護者に依頼しています。
年長の園児:
「だんだん慣れてきたから、だんだん(着けても)よくなってきた」
「マスク着けるとコロナにならないから大丈夫だけどさ、マスクしてないとあぶないかもしれないから着けるようにする」
一方、2歳児のクラス。マスクをしている子どもはいません。
ころぽっくる保育園 主任・矢野嘉大保育士:
「2歳より小さいお子さんについては、おうちの方の判断で、着けたい方は着けていただく。どうしても息苦しさがあって、自分で管理しきれなかったりしますので、なかなか…管理というのは難しいですね」
政府は保育所での感染が広がっているとして当初、「2歳以上のマスク着用を推奨」する方針を打ち出しました。
しかし、幼い子どもに一律に着用を促すのは難しく、体調管理の面でもリスクがあると反発があり「発育状況に応じて」に変更しました。
ころぽっくる保育園では、マスク以外の対策を徹底。座席は向かい合わせにならないよう工夫し…外遊びやトイレのあと、給食前の手洗いはこまめに、丁寧に指導しています。
2歳児クラス:
「あわあわして、手あらってる」
現在、家で子どもを見られる家庭には登園自粛を呼び掛けていて、園児は全体の3分の2程度。その分、保育士が交代で休み、園を維持できるよう努めています。
自粛中の園児とリモートで交流する時間も―。
ころぽっくる保育園 主任・矢野嘉大保育士:
「子ども同士の顔が近いので、マスク着けていれば安心だなというのはあるんですけど、難しさは感じていますね」
保育と感染対策の両立…現場は悩みながら対応しています。
長野放送[/MARKOVE]