競技の様子を見守る関係者 長野・白馬村 9日
長野県勢3人が出場した北京オリンピックのノルディック複合個人ノーマルヒル。悲願の金メダルを狙う渡部暁斗選手は7位でした。初出場の山本涼太選手は14位でしたが、前半のジャンプでトップに立つなど奮闘しました。
9日に行われたノルディック複合ノーマルヒルには県勢3人が出場。前半ジャンプで見せ場を作ったのが、木島平村出身初出場の山本涼太選手です。
ヒルサイズを超える108メートルの大ジャンプ。トップに立ちました。
2大会連続銀メダルで北京で悲願の金メダルを狙う白馬村出身の渡部暁斗選手。ジャンプで9位につけ、後半のクロスカントリーに望みをつなぎます。
後半のクロスカントリー。2位に38秒差をつけて山本選手がスタートします。
しかし、すぐに2位グループに追いつかれます。粘りたいところでしたが、引き離されます。
一方、9位スタートの渡部暁斗選手は、第2グループに入り前を追います。
順位を2つ上げて7位でフィニッシュ。メダル獲得はなりませんでした。渡部善斗選手は13位、山本選手は14位でした。
渡部暁斗選手:
「もう少しうまく走れればメダルもあったかなと思うと、悔しさはありますけど、ジャンプの悪さからすると、いい走りで終えられたのかなと思います。次のラージヒルでは有言実行、金メダル取れるように頑張ります」
ノルディック複合ノーマルヒル14位・山本涼太選手:
「チャンスあったのに無駄にしちゃったなというのと、あっという間に終わっちゃったなと。(ラージヒルも)引き続きジャンプがいいポジションでいけることが目標ですし、クロスカントリーで自分の持ち味が今大会で出せれば満足だと思う」
渡部選手の地元の白馬村では、スキー関係者らが競技を見守りました。
高校時代に渡部兄弟を指導した男性:
「大きな台の方が得意なので、大きな台でいいジャンプができれば、きょうの走りで(結果に)つながると思う」
山本選手が所属する長野日野自動車では、同僚40人が集まり声援を送りました。
同僚:
「ジャンプでダントツの違いを見せつけてすごかった」
「頑張りはすごく伝わってきた。次回に期待ということで」
次は15日のラージヒル。県勢の巻き返しに期待です。
長野放送[/MARKOVE]