スピードスケート・小平奈緒選手
4日開幕する北京オリンピック。スピードスケートで活躍が期待される小平奈緒選手に、長野市長沼地区のリンゴ農家が熱い声援を送っています。被災地を励ましてくれた感謝と活躍への期待を込めたエールです。
NBS長野放送
小平奈緒選手:
「またこの舞台(五輪)に立てることをすごく楽しみにしています。今の私の生きざまを示せたらいい」
4度目のオリンピックへの決意を語った小平奈緒選手(35)。前回2018年の平昌大会の女子500メートルで悲願の金メダルを獲得。連覇への期待が高まります。
小平奈緒選手:
「金メダリストだからこそ周りに期待されることも多いですし、自分の体を自由に使えないというところと向き合ってきた自分自身もいますし、いろいろな言葉をかけてくださった周りの人たちがいたので、すごく心強く歩みを進めることができました」
2021年末の代表選考会では、すでに内定していた500メートルに続き、1000メートルで優勝。2種目でオリンピックの切符をつかみました。
この大会、特に熱い声援を送ったのが、被災地・長野市長沼地区の人たちです。
台風19号で千曲川の堤防が決壊(2019年10月)
2019年10月、台風19号によって千曲川の堤防が決壊。練習拠点のエムウェーブからも近い長沼地区は、大きな被害を受けました。
小平選手は直後からSNSで被災者を励まし、自ら物資も届けました。
(小平選手のSNS)
「被害に遭われた皆さん、一緒に乗り越えていきましょう」
さらに、実際に現地に入り、ボランティア活動も行いました。
被災地でボランティア活動(2020年3月)
小平奈緒選手(当時):
「シーズン中もずっと活動したいと心にとめていたので、少しでも力になれればという思い。まだやるべきことがたくさんあるんだなと感じました」
被災1年後にリンゴ狩り
被災から1年後、小平選手はリンゴ狩りにも訪れています。
受け入れたのは、長野市赤沼でリンゴ園を営む西澤穂孝さんです。
やまだい農園・西澤穂孝さん
やまだい農園・西澤穂孝さん:
「復興具合を見ていただきながら『リンゴがなってよかったですね』と声をかけてもらった」
被災地に足を運んで住民を励ました小平選手。西澤さんは今度は、自分たちが応援する番だと感じています。
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