陸上男子4×100mリレー デーデー・ブルーノ選手(長野県松本市出身・リモート取材)
日本勢のメダルラッシュで沸くオリンピック。特集はリレーで活躍が期待されるデーデー・ブルーノ選手です。「パワーの源」など、両親や松本時代の関係者に飛躍の理由を聞きました。
デーデー・ブルーノ選手がよく食べたという「ロースかつ定食」(とんかつ めぐろ・松本市)
低温でじっくり揚げたトンカツ。この定食を好物にしていたのが、長野県松本市出身のデーデー・ブルーノ選手です。
デーデー・ブルーノ選手:
「(店は)とんかつ料理をメインでやってるところ。なんかあったら親に連れてってもらうことが多くて…」
一躍、有名になったデーデー選手ですが、競技を離れれば屈託のない笑顔の21歳です。
日本選手権で2位に入り初めてオリンピックのリレーメンバーに選ばれました。
デーデー・ブルーノ選手:
「ちょっとドキドキはしてて、自分の名前が入ってるのでほっとしてるのと、ちょっと緊張感が出てきました」
ナイジェリア人の父と日本人の母の間に生まれ、子どもの頃はサッカーに夢中でした。転機は高校時代。
高校時代のデーデー・ブルーノ選手(写真提供:松本国際高校)
サッカー部に入りましたが、伸び悩み、1年の秋で退部。もともと足は速く、友人の勧めもあり陸上部へ入りました。
デーデー・ブルーノ選手(7月2日取材)
デーデー・ブルーノ選手:
「自分のやったことないスポーツだったのでいろんなことが新鮮。新しいことをどんどん吸収できるのが面白かった」
技術を吸収し、ぐんぐんと力をつけ3年の県大会で優勝。インターハイでも5位に。
そして、陸上を始めてわずか5年ほどでオリンピック出場の切符をつかんだのです。
急成長を遂げたデーデー選手。両親にあの体格になった理由を尋ねると…。
デーデー選手の父親・ピーターさんと母親・千秋さん
父・ピーターさん:
「よく食べる、ご飯よく食べる」
母・千秋さん:
「お水代わりに牛乳、2kg肉を買ってきた時は、1kgブルーノが食べた」
牛乳と肉を食べて大きくなったというデーデー選手。思い出の飲食店も肉の店でした。
デーデー選手が家族でよく訪れた「とんかつ めぐろ」(松本市)
デーデー・ブルーノ選手:
「南松本にある『とんかつ めぐろ』そこは覚えている」
「とんかつ めぐろ」は大会の後などに、家族でよく訪れていたという店です。160度のラードで15分から20分、じっくりと揚げたトンカツ。衣はサクサク、肉は柔らかくジューシー。デーデー選手が食べていたのはロースかつ定食(税込1650円)です。
母・千秋さん:
「初めて食べた時は、普通のとんかつと違う感じで『すっごい、おいしい』と気に入ってました。(高校時代)1人で学校の帰りかなんかに行こうと思って行ったら、ちょうどお休みで『食べられなかった』と言ってて」
店主の南山さんもデーデー選手をよく覚えていて、大会後に豚肉を食べるのは理にかなっていると感心していました。
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