長野放送
18日、長野県内で発表された新型コロナウイルスの新規感染者は304人。過去最多を大幅に更新し、初めて300人を超えました。学校や高齢者施設など新たに9件で「集団感染」とみられるケースが発生しました。
新規感染者は10歳未満から90歳以上の304人で38市町村で確認されました。長野市85人、松本市34人、飯田市25人、中野市19人、茅野市16人、上田市・辰野町で各13人、安曇野市11人、須坂市8人、佐久市7人、南牧村6人、山ノ内町・野沢温泉村で各5人、千曲市・駒ヶ根市・軽井沢町・白馬村で各4人、小諸市・大町市・下諏訪町・松川村・豊丘村で各3人、飯山市・塩尻市・岡谷市・高森町・木島平村で各2人、諏訪市・伊那市・飯綱町・坂城町・佐久穂町・小海町・富士見町・飯島町・阿南町・南箕輪村・阿智村で各1人、県外居住者では東京都3人、山梨県・大阪府で各1人です。
これまでの過去最多だった今月14日の236人を大幅に上回り、初めて300人を超えました。
県内では新たに9件で「集団感染」とみられるケースが発生しました。
長野市では、学校で計8人、通所型の児童福祉施設で計8人、通所型の高齢者施設で計8人。飲食店2軒でも確認され、それぞれ13人と9人の感染がわかりました。
飯田保健所管内では2つの高齢者施設で、それぞれ5人と7人の感染を確認。北信保健所管内では高校で計13人。長野保健所管内の事業所で計14人の感染が判明しました。
県内では子ども感染が急増しています。18日発表の新規感染者のうち19歳以下が約4割を占めています。
感染急拡大が続く長野市は、危機感を強めています。
長野市保健所・小林良清所長:
「これまでに経験したことのない感染規模となっています。症状が見られたら、他者とは接触しないようにしていほしい」
療養中は1845人で重症は1人、中等症は19人です。受け入れ可能な病床の使用率は28.1%で「医療警報」を発出中です。
一方、県は、感染が拡大している中野市・野沢温泉村・南牧村について、6段階で示す警戒レベルを「5」に引き上げ、「特別警報2」を出しました。これでレベル「5」は、30市町村になりました。
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