長野県庁
長野県の県立高校の教諭が生徒にわいせつ行為をしたにも関わらず、処分を受けず退職していた問題を受け、県教委は性暴力が発生した際の報告の手順などをまとめました。
県教委はこのほど、学校内で児童生徒への性暴力が疑われる事案が起きた際、「速報として直ちに県教委に報告を提出する」などとする手順をまとめました。
3年前の8月には、県立高校の男性教諭が車の中で女子生徒の手を握ったり、耳たぶを触るなどのわいせつ行為をしたにも関わらず、生徒から申し出があった校長も、保護者からの訴えがあった県教委も調査や処分をせず、教諭が定年退職していたことが後になって発覚しました。
今回の手順では、事実確認前に直ちに県教委に報告することを明記し、その後、県教委が懲戒処分を検討する処分委員会に報告するとしています。
児童生徒の訴えがなくても「疑い」があるケースも含まれます。
県教委は「児童や生徒の訴えが途中で消えることがないようにしたい」として、再発防止に努めるとしています。
長野放送[/MARKOVE]