今年の道祖神の神面 長野市大岡 7日
長野市大岡の芦ノ尻集落で7日、今年一年の無病息災や豊作を祈る「道祖神祭り」が行われ、新しい「神面」に付け替えられました。
長いひげに大きな目、ユニークな顔をしている長野市大岡芦ノ尻集落の道祖神の神面。毎年1月7日の祭りの時に、各家庭のしめ縄を持ち寄って住民の手で新しい「神面」に付け替えられます。
「道祖神祭り」は明治初期に始まり、1998年の長野オリンピックの開会式でも披露されました。完成すると高さは約2メートルになります。
作業開始から1時間半ほどで、今年の道祖神が完成。手作りのため、表情は毎年変わります。
芦ノ尻道祖神祭り保存会・広田喜一さん:
「手前みそかもしれないけど、立派な顔にできた。『新型コロナなんか寄ってくるな』っていう威厳がある感じ」
過疎化で担い手が減る中、伝統行事を知ってもらおうと地元の小中学生も見学に訪れました。
見学した児童:
「大岡を守ってくれそう。かっこいい」
「これだったら疫病もこないかなと」
再び感染が広がる中、住民が新型コロナ収束の願いも込めた道祖神の神面。今年も集落を見守り続けます。
長野放送[/MARKOVE]