初詣客でにぎわう善光寺 長野市 1月1日
新型コロナウイルスの感染者は全国で増加傾向ですが、この年末年始は去年よりも落ち着いた状況でした。長野県内の年末年始の表情を振り返ります。
先月28日、年末年始を信州で過ごそうと多くの人がJR長野駅に降り立ちました。2年ぶりの帰省という人も多くいました。
帰省客：
「コロナが落ち着いて今がチャンスかなって」
「（去年は）コロナで自粛した。今はちょっとコロナが落ち着いて、変異株出てきて迷ったけど、両親も高齢で（孫に）早く会わせてあげたい」
JR東日本によりますと、年末年始の北陸新幹線の指定席の予約は前年の1.5倍で、コロナ感染拡大前の7割まで戻ったということです。
元旦、雪化粧した長野市の善光寺。初詣に訪れた人たちは、手を合わせて平穏な1年を願いました。
参拝客：
「（どんなことお願いした？）足が速くなれるように」
「1年健康でみんな過ごせるようにお願いしました」
去年に続き「分散参拝」が呼びかけられましたが、善光寺によりますと、二年参りから今月3日にかけての人出は約39万5000人で、21万3000人だった前年から2倍近く増えたということです。
2日朝、飯田市の商店街にできた行列。
買い物客：
「一番乗りだと思います。まだ暗いうちから来たので。眼鏡をもう一個作りたかったので渡りに船というか」
商店街の新春恒例の初売りです。時計や眼鏡などを扱う「ツノダ」では、商品を通常の3割引きにし、先着100人には半額券も配布。午前8時のオープンとともに、多くの客が買い物を楽しんでいました。
人気の「宝投げ」などのイベントは今年も中止となりましたが、にぎわいは戻ってきたようです。
買い物客：
「いいものを安く買った方がいいかなと思って。旅行も自由に行けるように早く収まるといい」
ツノダ・岡田敏之営業部長：
「昨年よりは大勢の方に並んでいただきました。一人一人がコロナのことを忘れていただけるような初売りになったのでは」
2日に行われた長野市古里地区の成人式。新型コロナの影響で延期されていた昨年度の式と、今年度の式が両方開かれる異例の形となりました。
昨年度の新成人：
「１年越しでも大事な式。小学校時代の友達に会えてうれしい」
「去年春に社会人になり今年は２年目。仕事をもっとがんばりたい」
長野市の成人式は、今年は9日まで28の地区で行われ、そのうち5地区では昨年度分の式も実施されます。
例年の光景が少し戻った今年の年末年始。ただ、オミクロン株など感染拡大の懸念もあります。今年はどんな年になるのでしょうか。
長野放送[/MARKOVE]
