富士見町が元日から町内2スキー場でチケット購入者に配る300円の周遊割引クーポン券
長野県富士見町は来年1月1日から、富士見パノラマ、富士見高原の町内2スキー場で、リフト券などのチケット購入者に町内の施設・店舗で使える300円の割引クーポン券の配布を始める。両スキー場から町内周遊を促し、町全体への経済波及効果を狙う。11月中旬までの「攻めの誘客」事業で配布し、一定の効果を生んだことから、予算措置を講じてウインターシーズンも実施することにした。
冬の観光宣伝事業として600万円を予算計上した。利用期間は秋までに配った券と同じ2月末に設定。10万枚を用意し、2万枚が換金された時点で終了する。県が展開する平日リフト券半額キャンペーンもPRしながら、「スキー場の集客力と周遊効果を高めたい」としている。
利用できるのは、町内の飲食店や給油所、宿泊、日帰り温泉施設など52店舗。「攻めの誘客」事業では、割引クーポン券とセットで店舗情報を載せたA4判の冊子を配布してきたが、スキー客は荷物が多いことを踏まえ、利用店舗を一覧にしたチラシを新たに作成した。券には二次元コードも印刷している。
元旦の特別運行「ご来光ゴンドラ」(富士見パノラマ)、「初日の出リフト」(富士見高原)からクーポン券の配布を始める。町産業課商工観光係は「ウインタースポーツと食事、温泉、宿泊などをセットで楽しみ、冬の富士見町を満喫してください」とPRしている。
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