長野地裁(長野市 11月29日)
去年8月、長野市鬼無里で男性がボーガンで撃たれた事件。長野地裁は殺人未遂の罪に問われた女に懲役3年の判決を言い渡しました。
殺人未遂の罪に問われているのは、長野市鬼無里の水沢夏美被告(29)です。去年8月、自宅を訪ねてきた70代の民生委員の男性に、至近距離から殺意を持ってボーガンの矢を撃ちけがを負わせたとされています。
これまでの裁判で弁護側は「心神喪失状態にあった」などとして無罪を主張していました。
29日の裁判で長野地裁の大野洋裁判長は「ボーガンを事前に購入して試し撃ちをしたり的確に構えるなど、矢の殺傷能力を認識し冷静に犯行に及んだ」とし、責任能力があったとしました。
一方で、「精神障害の影響で他人に対し攻撃性が高まりやすい傾向にあった」などとし、求刑懲役5年に対し懲役3年の判決を言い渡しました。
長野放送[/MARKOVE]