家宅捜索時の犬(9月3日 長野県松本市)
劣悪な環境で多数の犬を飼育していたとして松本市の販売業者の元社長らが逮捕された事件。警察は別の施設でも虐待していたなどとして再逮捕しました。
動物愛護法違反の疑いで再逮捕されたのは松本市の犬販売業者の元社長・百瀬耕二容疑者(60)と元従業員の有賀健児容疑者(48)です。
2人は今年9月、松本市寿北の施設で490匹余りの犬を虐待した疑いです。複数の犬を一つのケージに入れるなど必要な犬の身体管理を行わなかったとしています。
ほとんどの犬が衰弱していて、このうち291匹は呼吸異常や帝王切開の痕とみられる腹部の傷が化膿するなど病気やけがをしていたということです。
警察は2人の認否について明らかにしていません。
2人は今月4日にも松本市中山の施設でおよそ450匹を虐待していたなどとして逮捕されていました。
なお、犬販売業者は廃業し飼育していた犬およそ940匹の多くは埼玉県の保護団体などに移されています。
長野放送[/MARKOVE]