来春の諏訪大社御柱祭に向け、下社山出しの曳き出し地点「棚木場」に並んだ御柱8本
来春の諏訪大社式年造営御柱大祭(御柱祭)に向け、下社山出しの曳き出し地点となる長野県下諏訪町大平の棚木場に御柱8本が並んだ。神事が10月31日に済んだことを受け、御柱祭下社三地区連絡会議は3日、大総代へのお披露目会を現地で開いた。約35人の大総代らが集まり、8本が横一列に並んだ様子に笑顔を向け、本番に向けて気持ちを新たにした。3月まで一般公開される。
下社御用材は5月10日に同町郊外の東俣国有林で伐採。コロナ禍のため、氏子の参加人数をいつもの5分の1にして行った。伐採地からの仮搬出は岡谷市の業者が10月18~29日にかけて実施。棚木場まで2.7キロほどの行程を重機やトラックで運び出した。来年3月まで棚木場に安置され、山出し(4月8~10日)に向けて元綱の取り付けなど木造りに入る。
同連絡会議の小林正夫会長(71)は御柱8本が並んだ姿に「荘厳な雰囲気で、身の引き締まる思い。御柱祭が始まるんだと感じる。これからの催事に向けて頑張っていくので、氏子の皆さんのご協力をお願いしたい」と述べた。
棚木場までの道(県道八島高原線)は道幅が狭く工事中の箇所も残っており、交通規制の表示に従った通行を呼び掛けている。
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