見頃を迎えている中央アルプス千畳敷の紅葉
標高約2600メートルの中央アルプス千畳敷で、紅葉が見頃を迎えている。29日も長野県内外から多くの観光客や登山客が訪れ、青空に映える山並みや一帯に色付いた草木を眺め、秋の散策を満喫していた。今週いっぱい楽しめそうだ。
駒ケ根観光ボランティアガイドの会の遠山雄起生会長(80)によると、夏以降続いた雨と夜間の急激な冷え込みで、紅葉は例年より10日ほど早く進行。昨年は黄色が目立ったが、今年は赤や黄、オレンジ色などカラフルに色付いたという。紅葉は徐々に山を下り、来月中旬にはロープウエー沿線で見頃を迎える。
訪れた人たちは雄大な中アの山を背景に、ナナカマドの赤い実や鮮やかな黄色に染まったダケカンバなどに向けてカメラのシャッターを切っていた。愛知県から訪れたという女性(27)は「テレビで見て一度来たいと思っていた。山と青空と紅葉のコントラストがとてもきれい」と話していた。
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