富士見町の国道20号沿いにある道の駅「信州蔦木宿」の記念きっぷ。10月1日から販売を始める
長野県富士見町蔦木河原の国道20号沿いにある道の駅「信州蔦木宿」は、道の駅記念きっぷの同駅版を初めて作った。10月1日午前9時から販売を開始する。旅の記念や土産として購入する人がいるほか、熱心な収集家も。新型コロナの影響で集客減が続く中、来場者やにぎわいを呼び戻す”切り札”にしたい考えだ。
記念きっぷは全国統一の規格で作られ、縦2.9センチ、横8.8センチ。表には道の駅のロゴマークと駅名、所在地が入る。裏は各駅で自由にデザインでき、信州蔦木宿は諏訪らしい絵柄を採用。絵柄は販売開始まで「秘密」にする。
第1弾の販売枚数は300枚で、売れ行きを見ながら随時発注していく考えだ。通し番号「1」は永久欠番(非売品)といい、当日は「2」から順に販売。若い番号や、道の駅のロゴが金色になる「123」は人気が高く、初日は混雑を想定して屋外に特設販売所を置く。購入者に使ってもらう日付印字器も新たに導入した。
1枚180円。1人最大5枚まで購入できる。300枚の中には語呂合わせで富士見となる「223」の通し番号も含まれている。
同駅によると、開駅20周年を迎えた一昨年に比べ、コロナ下の昨年、今年の来場者は4割減となっている。山田巳智也助役は「以前からきっぷ販売の要望は受けていた。多くの方に来ていただき、食事や買い物、温泉も楽しんでいただけたら」と話している。
売店の営業時間は平日が午前9時~午後5時、土日曜日・祝日が午前9時~午後7時(温泉施設は午前10時から)。火曜日定休。
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