変異ウイルス・デルタ 提供:国立感染症研究所
感染力が強い変異ウイルス・デルタの影響です。感染症の専門家は、「重症化のリスクが若年化している」として、今後の医療提供体制への影響を懸念しています。
信大病院感染制御室・金井信一郎副室長:
「デルタ株の特徴で重症化が低年齢化しやすい。今まで重症化していなかった年齢層で重症化すると言われています」
首都圏で急速に置き換わりが進む変異ウイルス・デルタ。県内では、15日、2人目の陽性が確認されました。
信大病院感染制御室・金井信一郎副室長:
「長野県で流行が始まるのはこれから。県外で感染した方が入ってきて広がるかの段階」
信大病院の金井副室長は、県内では7月末から8月にかけて感染が拡大する恐れがあると指摘しています。
信大病院感染制御室・金井信一郎副室長:
「重症化する人が低年齢化すると、人工呼吸器、エクモといった高度な治療を希望する人の数は増えてくる可能性がある」
金井副室長は、「若年層」の重症者が増えることで、今後の医療提供体制に影響を与えるとして、夏休みの過ごし方など感染対策の徹底を呼びかけています。
信大病院感染制御室・金井信一郎副室長:
「人の流れが活発になってくるので、県外の人と会う機会は気を付けて。マスクを外して話をする機会、食事は気を付けないといけない」
長野放送[/MARKOVE]