山菜の天ぷら やま茶屋
春の味覚・山菜。桜の開花同様、今年は山菜の収穫も早くもシーズンイン。南信・阿智村ではタラの芽のつみ取り体験を取材。北信・長野市では山菜採り名人に同行し春の味を探してきた。
【動画で見る】“山菜採り名人”と収穫へ
■タラの芽、ワラビ、ツクシ…摘み立てを天ぷらに
タラの芽
「いい香り」
山菜の王様とも呼ばれるタラの芽。2023年4月8日、長野県阿智村で山菜の「摘み取り体験」が行われた。
街歩きガイドのグループなどが初めて企画したもので、東京や愛知の4組8人が参加した。
山菜の摘み取り体験(4月8日・長野県阿智村)
タラの芽を摘んだ参加者:
「はじめて採りました。緑のいい匂いがします」
ここは体験ツアーの関係者が管理する、いわば山菜の「畑」。今年は例年より1週間ほど早く成長した。
参加者は他にワラビやツクシなども収穫。
タラの芽の天ぷら
そのあとは、摘み立ての山菜を天ぷらに。
タラの芽の天ぷらを食べた参加者:
「すごくやわらかくて、くせも全然なくておいしい」
ワラビの天ぷらを食べた参加者:
「採ったばかりを食べるのは、経験がないので新鮮でおいしい」
ワラビも収穫
こまんば街歩きガイドツアー・芹沢恵美さん:
「山菜をお腹いっぱい食べるのが夢だったという方は、自分で採って、天ぷらにできて、お腹いっぱいになってすごく喜んでくださって、やって良かったなと思いました」
素朴な春の味を堪能。
暖かい南信は早くもシーズン本番だ。
■名人に同行
山菜採り名人・赤池健さん
では、北信地域はどうなのだろうか?
山菜採り名人・赤池健さん(70):
「仕事を忘れ、のんびりと採っていると、こんなに幸せなことはないですよ」
「名人」・赤池健さんの収穫に同行させてもらった。入ったのは長野市郊外の山だ。
赤池さんは地元食材にこだわった飲食店を経営。店の料理に使われる山菜やキノコは、ほぼ自ら調達したものだ。
■イタドリは酸味があるというが…
イタドリ
山に入っておよそ5分…。
山菜採り名人・赤池健さん:
「早速、こちらですね。これはイタドリという山菜。貴重な酸味のある山菜」
イタドリ(虎杖)は茎を食べることが多いそうだが、葉も天ぷらでおいしく食べられるそうだ。
記者:
「どんな味ですか?」
山菜採り名人・赤池健さん:
「食べてみてください」
酸っぱくはなく…
記者:
「サラダに入ってそうな味がしますね、おいしいです」
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