茶臼山動物園の人気者・レッサーパンダ
市民に親しまれて2023年で開園40年の長野市の茶臼山動物園です。週末には久しぶりに動物たちとふれあう「まつり」が開かれ、にぎやかな光景が戻りました。
【動画で見る】市民に愛され茶臼山動物園40年 ふれあいが復活！節目に新施設も
■4年ぶりに動物とふれあい
アムールトラ
暖かい日差しで少し眠そうなトラ。人気者・レッサーパンダも木の上でまったり…。
長野市の茶臼山動物園。
ポニーにエサやり
動物たちがのんびり過ごす一方、にぎやかな一角が…。
ポニーと木曽馬にエサやり…。
4月8日、9日の週末、「春の動物園まつり」が開かれ、コロナ禍で中止されていた動物たちとのふれあいが4年ぶりに復活しました。
キリンにエサやり
行列ができるほど人気だったのがキリンのエサやり。体長5メートル近いキリンに、特設の台から直接、エサを食べさせます。
子ども：
「（近くで見るキリンさんはどうでしたか？）かわいかった」
「思ったよりもデカかった」
■1983年の開園から40年
開園40周年の茶臼山動物園（長野市）
動物園は開園40周年。親子2代・3代にわたって親しまれています。
母親（30代）：
「（自分も）小さいころも来ていて、いろんな動物がいて楽しんでいたので、子どもにもそれを味わってもらえたらと思って…」
動物園は1983年、市制80周年を記念して開業。当時珍しかったキリンやゾウなどの大型動物が見られる動物園として、すぐに家族連れの人気スポットとなりました。
■たくさんの思い出…
1985年 レッサーパンダが動物園へ
1985年、レッサーパンダが仲間入り。
1990年 オランウータンの赤ちゃん
1990年、新たな命も誕生…オランウータンの赤ちゃん。
2009年 レッサーパンダの森
2009年、「レッサーパンダの森」完成。
飼育環境や展示を工夫―。
2011年 チンパンジーの人工保育
園を支える飼育員、チンパンジーの赤ちゃんの人工保育にも取り組む。
■アジアゾウのフー子 45歳
アジアゾウのフー子
こちらはアジアゾウのフー子。年齢は45歳です。開園当時からいる動物はフー子だけとなりました。
鼻で器用にリンゴを食べる―。
40周年を記念してこの日は、飼育員が成長記録などを説明しました。
■ウォンバットのモモコ 30歳
ウォンバットのモモコ
こちらはウォンバットのモモコ30歳。人間に例えると90歳以上のおばあちゃんです。
国内でウォンバットが見られる施設は2カ所だけで、「姿がかわいい」とレッサーパンダに続く人気者となっています。
桜の花もそっちのけでパンに夢中のモモコ。この日は、特別に外のスロープまで出て子どもたちを楽しませていました。
須坂市から：
「パンをおさえて食べてるところがかわいかった」
「動物園まつりのときに、ウォンバットが近くで見られるので急きょ来ました。まーるい形で顔もかわいくて大好きです」
■40周年記念の新施設「ライオンの丘」
ライオンの丘 まもなくオープン
茶臼山動物園では、40周年を記念した新たなライオン施設「ライオンの丘」を近くスタートさせる他、イベントにも力を入れ節目の年を盛り上げることにしています。
茶臼山動物園 学芸員・田村直也さん：
「市民の皆さまに愛され続けて40周年を迎えられたというのは、職員にとってうれしいこと。今年はライオンの丘という新しい施設もできますし、どんどんリニューアルの施設ができているので、茶臼山動物園は進化してきて、より多くのお客さまに来ていただいて、楽しんでいただける施設にしていきたい」
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