新企画の館内スタンプラリーで完成させるデザインの台紙を持つ県霧ケ峰自然保護センター職員
長野県霧ケ峰自然保護センター(諏訪市)は今年度、開館50周年を迎える。常設展示や企画を通して霧ケ峰の動植物や自然を発信。機能強化へ展示物を充実して1年経過するのを記念し、館内を回ってスタンプを集める「霧ケ峰いきものスタンプラリー」を新たに企画した。同センターは「訪れた人が満足してもらえる情報を提供したい」としている。15日から今年度の営業を開始する。
1973年に開館した八ケ岳中信高原国定公園内に位置するビジターセンター。リニューアル初年度となった昨年度の入館者数は1万4210人で、2015年度以降では最多になった。哺乳類や鳥類を紹介するタッチパネルを新設し、壁面には霧ケ峰の自然や歴史、研究成果を説明するパネルを展示している。
新企画のスタンプラリーは霧ケ峰にまつわるクイズを考えながら5種類のスタンプを台紙に重ねると、鳥や花などをデザインした絵柄が完成する。開館中はいつでも楽しめる。完成品はポストカードとして使える。小学生無料(1人1枚まで)、中学生以上200円。
センターなどによると、国立、国定、県立公園で自然に関する情報を提供し利用案内をする県設置のビジターセンター5カ所のうち、霧ケ峰自然保護センターは最も古い。50周年にちなみ、訪れた人が楽しめる企画を検討中という。今年度も諏訪観光協会が指定管理者として管理運営する。
営業は11月15日まで。水曜定休(5月3日は開館し、同8日が休館日。7、8月は無休)。問い合わせは4月15日以降に同センター(電話0266・53・6456)へ。
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