「びんずる尊者像」が警察署に運ばれる
5日午前、長野市の善光寺の本堂に置かれた「びんずる尊者」の木像が盗まれました。像は松本市内で発見され、警察は熊本県の34歳の男を盗みの疑いで逮捕しました。
【動画で見る】善光寺「びんずる尊者像」盗難 防犯カメラに作業服の男…1人で毛布のようなもので包み運び出す 熊本県の34歳男逮捕
善光寺の「びんずる尊者像」2022年撮影
善光寺本堂の「びんずる尊者像」は「体の悪い部分と同じ所を撫でると治る」とされる「なで仏」として300年以上に渡って信仰を集めてきました。
善光寺
警察や善光寺によりますと、像は午前8時から8時半の間に盗まれたということで、防犯カメラには作業服を着た犯人が黒っぽい毛布のようなもので包んだ像を1人で運び出す様子が映っていたということです。
参拝者:
「座布団の上からっぽでしたからね」
「何が目的でそういうことするんだろう」
善光寺の「びんずる尊者像」が盗まれる
その後、警察が像を運んでいた乗用車を松本市内で発見し、熊本県御船町に住む森本晋太郎容疑者34歳を盗みの疑いで逮捕しました。
善光寺(長野市)
容疑者の身柄は午後1時前に長野中央警察署に移され本格的な取り調べを受けていると見られます。
容疑者に続いて「びんずる尊者像」も署に運ばれました。
警察によりますと、目立った破損などは無いということです。
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