長野放送
28日、長野県松本市で恒例の「こども食堂」のイベントが開かれました。ニーズはあるものの、子どもへの感染拡大が懸念されているため、主催者側は中止も検討しましたが、切実な声に応えたいと開催に踏み切りました。
芝生の上でスイカ割りを楽しむ子どもたち。松本市で開かれた「信州こども食堂」のイベントです。経済的に困窮する家庭の支援や居場所づくりを目的にNPO法人が月2回ほど、食品の配布やイベントを行っています。
コロナ禍を受けて、食事の提供は弁当のみで、イベントも屋外での密を避けたものに限られています。
松本地域は感染拡大が続いており、中止も検討されましたが、コロナ禍で家庭の収入に落ち込んだり、こどもの遊び場が限られたりしており、「ニーズは高い」として感染対策をしながら開催することになりました。
信州こども食堂ネットワーク 青木正照事務局長:
「こういう状況になればなるど、何とかしてほしいという声、切実な訴えが届く。何とか応えていきたい」
県内には100以上、こども食堂の活動をするグループがありますが、感染拡大で開催を断念しているところもあるということです。
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