オンライン配信で家庭でできる体操を紹介した「ほろ酔い勉強会」の内容を説明する須田万勢医師=諏訪中央病院
諏訪中央病院(茅野市)は、生活に寄り添ってフレイル(加齢に伴う運動機能の低下)予防や運動不足解消に役立てる市民向け講座「第251回ほろ酔い勉強会」を動画投稿サイト「ユーチューブ」でオンライン配信し、柔道整復師でスポーツトレーナーの木村匡宏さん=東京都=が自宅で気軽にできる体操を紹介している。
木村さんは、ほろ酔い勉強会担当でリウマチ膠原病内科の須田万勢医師(37)の友人。動画は木村さんと病院スタッフで共同開発し、朝、昼、夕方、夜など5編で構成した。いずれも10分ほどで、体操は各編七つずつ、その時々に必要な動きを案内。呼吸法や疲れをほぐす手の動かし方など、時間を掛けずに健康づくりができる体操となっているという。
当初は木村さんを招く予定だったが、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、多くの人を会場の病院内に集めて開催するのは難しいと判断。合わせて昨年9月の第250回ほろ酔い勉強会の配信視聴が5700件を超え、好評なことから今回もオンライン配信を継続した。木村さんが3月に病院を訪れ動画を収録、編集した。
木村さんはメジャーリーガーをはじめとするトップアスリートから子どもまでサポートするトレーナー。須田医師は「病院を身近に感じてもらい、普段から健康について住民の役に立つことができれば」とし「年齢を問わずにできる体操。気に入った体操をピックアップし、自分なりにプログラムを作ってもらってもいい」とする。
ほろ酔い勉強会は今後、健康管理や最新の医療知識など生活に結び付いた内容を計画。オンライン配信も検討していきたいとしている。配信は「ユーチューブ ほろ酔い勉強会」で検索する。
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