長野市・荻原健司市長(2月15日 定例会見)
長野市の公園廃止問題です。荻原市長は先日の住民説明会の後、「存続も含め再検討し自ら最終判断する」と述べました。15日の定例会見では「誤った判断はしたくない。現在、深く考えている」などと述べ、判断の時期なども明言しませんでした。
長野市・荻原健司市長:
「いろいろと深く考えさせていただいている。この街で起きていることなので、最終的には私が責任を持って判断したい」
15日の定例会見でこのように述べた荻原長野市長。
青木島遊園地(長野市)
青木島遊園地は「子どもの声がうるさい」という一部住民からの苦情をきっかけに、市が3月末で廃止する方針でした。
しかし「一部住民の声で廃止を決めていいのか」「子どものことを第一に考えてほしい」といった意見があり、住民有志などが存続を求める要望書を市に提出。
長野市・荻原健司市長:(説明会後)
市もこうした動きを受け2月11日に地区の住民を対象にした説明会を実施しました。困惑や存続を求める声が多く寄せられ、市長は会の後、「廃止方針」を見直しました。
長野市・荻原健司市長(説明会後):
「皆さまのお話を受け止めた中で、廃止のままでいくのはどうかなと。いろいろな状況を考慮しながら私の責任をもとに判断していきたい」
長野市・荻原健司市長(2月15日 定例会見)
説明会から4日。15日の定例会見では判断の時期がいつになるのかといった質問が相次ぎました。
記者:
「(3月末までに)さら地にするのは間に合わないのではと思うが、計画はどう考えているか?」
長野市・荻原健司市長:
「当初の予定では3月末までに現状復旧になっていますので、頭の中に入ってはいますけど、そういうものに急がされて誤った判断はしたくない」
記者:
「(地域住民に)また意見の聞き取りを行ったり、利用実態の調査を指示することは考えているか?」
長野市・荻原健司市長:
「『地域のことは地域で考えさせてほしい』という意見も頂戴していますので、そういった意見も判断材料にしながら最終的に決断していきたい」
青木島遊園地(長野市)
いたずらに判断を延ばすことはないとも答えた市長。いつ最終判断をし、どのような結論となるのか注目されます。
[/MARKOVE]