雪上に残る野生動物の痕跡を求めて、スノーシューで新雪の入笠エリアを散策する参加者たち
長野県富士見町の「八ケ岳森と高原の自然学校やっほー」は11日、雪の入笠エリアをスノーシュー(西洋かんじき)で歩き、雪上に残る野生動物の痕跡を見つける自然体験プログラムを行った。諏訪地方と山梨県北杜市から子どもと保護者、スタッフら合わせて14人が参加し、足跡や食べ跡などを求めてふかふかの新雪の中を歩いた。
富士見パノラマリゾートのゴンドラに乗り、山頂駅から入笠山の登山口「花畑」に向かった。標高約1780メートルの一帯は10日から40センチ超の降雪があったが、初めてスノーシューを履いた子たちは「これがあれば、雪の中もすいすいだよ」とにっこり。大雪後とあって痕跡探しの難度は上がったものの、出発後間もなくしてリスの足跡を発見。じっくり観察し、動物たちの暮らしを想像した。
スノーシューの醍醐味が詰まったプログラム。小林伸治代表らの案内で、一般のハイカーが歩かないルートで花畑に向かった。母親と参加した北杜市の小学1年の児童(7)は「雪がたくさんで楽しい。足跡だけじゃなくて本物の動物にも会いたい」と夢中になっていた。
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