長野放送
ウクライナ侵攻からまもなく1年となりますが現在も戦火はやみません。長野県箕輪町の企業は、けが人や避難民を支援しようと車いすの補助器具を現地に送りました。
ウクライナ侵攻から間もなく1年。現在も戦火はやまず多くの負傷者が出ている他、避難も続いています。
8日夜、箕輪町の企業がウクライナなどに送る器具を積み込みました。車いすの補助器具「JINRIKI」です。
東日本大震災をきっかけに開発され、車いすに取り付けて人力車のように引くと移動が困難な坂道やがれきの上などでも容易に移動できます。クラウドファンディングなどで資金を集め去年5月から215台を送って来ました。
隣国ポーランドで避難民の支援を続ける千曲市出身の坂本龍太朗さんにも届けています。
現地では今も高齢者や障がい者が避難できない状況もあるといい、今回は340台を発送しました。
ジンリキ・中村正善社長:
「戦争を止めることはできないが、避難者への支援、これは私たちにしかできない」
企業では将来的には現地で生産できるよう手伝いをしていきたいと話しています。
長野放送[/MARKOVE]