長野市議会・小泉一真議員（2月9日 記者会見）
長野市の公園廃止問題です。市の廃止方針に反対している長野市議会の小泉一真議員は、10日にも公金支出や工事契約の締結差し止めを求めて住民監査請求を行うことを明らかにしました。
【動画で見る】“公園廃止”に反対の市議「市長を追い詰めるため」住民監査請求へ
長野市議会・小泉一真議員：
「子どもの視点がまったく欠落している。児童センターの子どもの声を聞かないのか」
9日会見を開いた小泉一真長野市議。これまで長野市の公園廃止の方針に異議を唱え続けています。
青木島遊園地（長野市）
この問題は一部の住民の「子どもの声がうるさい」という苦情をきっかけに市が青木島遊園地を2023年3月で廃止する方針を決めたものです。
問題が報道されると「一部の住民の意見で決めていいのか」などの声があがり、市は11日、地元住民対象の説明会を開く予定です。
一方、小泉議員は「廃止は公共の福祉に違反する違法な決定である」とし、10日にも廃止に関わる公金支出や工事契約の締結差し止めを求めて住民監査請求をすると明らかにしました。
長野市・荻原健司市長
長野市議会・小泉一真議員：
「11日に向けて、市長を追い詰めるための住民監査請求であると理解していただいて結構」
小泉市議は1月、この問題について電話で市職員に問い合わせる様子を、無断で動画投稿サイト「YouTube」でライブ配信しました。
市は議会に市長名で「職員に心理的圧迫を与え、委縮させる。議会と理事者側の信頼関係を崩す」などといった趣旨の申し入れを行いました。
議会側も、政治倫理条例に抵触する可能性があるなどとして市議会として初の政治倫理審査会を設置し、処分なども含めて検討することにしています。
青木島遊園地（長野市）
この問題については…
長野市議会・小泉一真議員：
「YouTubeによる配信は表現の自由でありますから、禁止する権限は誰も持っているものでないと考えている。一般に電話で相手方の承諾を得ずに通話内容を録音する行為は違法とはされていないことから、議員活動と言う職務上の必要性から電話を行う市職員との通話については、相手方の了承を得ずに通話を録音することがあり得ること」
また、小泉議員は去年12月にも苦情を寄せた住民の自宅を特定した動画をYouTubeに投稿し、議長から文書で厳重注意を受けています。
[/MARKOVE]
