青木島遊園地の存続を願う地元住民有志の会の会見(長野市役所 1月23日)
長野市の公園廃止の方針に、反対する地元の住民が新たに「有志の会」を立ち上げました。公園の存続を求めると共に、維持管理の体制づくりも考えたいということです。
青木島遊園地(長野市)
問題となっている青木島遊園地を巡っては「子どもの声がうるさい」という一部の住民の苦情をきっかけに、市が3月での廃止を決めています。
署名活動(長野市 12月24日)
これに対し「子どもたちの遊びの場を奪わないで」などと反対する声が上がり、存続を求める署名運動などが行われる事態となっていますが、市は方針を変えていません。
青木島遊園地の存続を願う地元住民有志の会の会見(長野市役所 1月23日)
(要望書を読み上げる)
「多くの住民が青木島遊園地の存続を心から願い惜しみない応援をしてくれています。これが地元の偽りのない声であることをぜひご理解いただきたいと思います」
1月22日に発足した「青木島遊園地の存続を願う地元住民有志の会」は、地元・更北地区の住民などおよそ20人が参加しました。
長野市・荻原健司市長
会では、市に廃止方針の撤回を求めるほか、市に廃止を求めた地元区長会とも話し合いを持つことにしています。
また、仮に存続が決まった場合、休眠状態となっている公園の「愛護会」を立ち上げ直し、維持管理のための体制作りに協力したいということです。
青木島遊園地の存続を願う地元住民有志の会・金田要司会長
青木島遊園地の存続を願う地元住民有志の会・金田要司会長:
「地元の皆さんの思いに特化した組織からもう1回、再出発してみようという思いです。地元の声をなんとか市長に届けたいと思っている」
会は24日、市に公園の存続を求める要望書を提出することにしています。
青木島遊園地を巡る経過
青木島遊園地は地域の要望で2004年に市が開設しましたが、まもなく1軒の住民から「子どもの声がうるさい」などと苦情が寄せられるようになりました。
その後、市も遊具の移設や出入り口の位置を変えるなど対策してきましたが解決しませんでした。
青木島遊園地周辺の地図
2022年1月に地元区長会の要望もあったことから、市は2023年3月での廃止を決めました。
また、この場所の借地で税金を払い続けなければいけないことも理由の一つにしています。
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