事故現場(長野県塩尻市 1月13日)
12日、長野県塩尻市で起きた踏切事故です。亡くなったのは小学2年生の7歳の女の子と確認されました。女の子は遮断機が下りた状態で誤って踏切の中に入ったとみられ、警察が詳しい原因を調べています。
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踏切に手向けられた花。手を合わせる人。
読経する僧侶も―。
事故現場(長野県塩尻市 1月12日)
この踏切で12日、痛ましい事故が起きました。
(記者リポート)
「こちらは事故のあった踏切です。現場には警報機と遮断機があり、女子児童は踏切内で列車と衝突したとみられています。警察が詳しい事故の原因を調べています」
12日午後4時過ぎ、塩尻市広丘吉田のJR篠ノ井線の踏切で、子どもが普通列車にはねられ死亡しました。
警察は13日午後、亡くなったのは小学2年生の7歳で、死因は頭部外傷だと発表しました。
踏切と小学校は直線で100メートル余り
女の子は近くの小学校に通っていました。踏切と小学校は直線で100メートル余り。当時は下校の時間帯で自宅に戻る途中だったとみられます。
踏切は遮断機と警報機があり正常に作動していたということです。
事故が起きた時間(長野県塩尻市 1月13日撮影)
事故が起きた時間です。踏切では下り列車が通過。遮断機は下りたままの状態で…およそ1分45秒後に上り列車が通過します。
はねられたのは上り列車です。警察は下り列車が通過後、この1分45秒の間に誤って踏切内に入ってしまった可能性があるとみて詳しい状況を調べています。
花を手向ける人も(長野県塩尻市 1月13日)
現場では13日朝、小学校の教職員や警察官が立ち、登校する子どもたちに注意を呼びかけました。
花を手向ける人も―。
花を手向けた人:
「今後、こういう事故が起きないように周りでサポートできる態勢ができれば」
訪れた人:
「何でだろうなって…私はちょうどその時間、向こうを散歩していた。何となく他人事じゃないと思って…」
事故現場(長野県塩尻市 1月13日)
小学校では13日朝、全校児童に事故を報告。市教委は児童の心のケアに当たるスクールカウンセラー2人を派遣しました。
女の子の通う吉田小学校・富田昭子校長:
「突然の事故で大変悲しい思いをしている、受け止めきれないほどの悲しみ。特にご家族の皆さんの心を察しますと、いたたまれない思いでございます。安全について、飛び出さないことを徹底していきたい」
同じ小学校に通う子どもの保護者:
「けっこうなダメージ、ショックを受けています。(自分の子どもに)気を付けるように何度も話をしました」
小学校では当面の間、現場付近での見守りを続けることにしています。
また、市教委も市内の全小中学校に踏切での安全確認の徹底を指導するよう通達しました。
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