勢いよく燃え上がるどんど焼きの炎=富士見区
長野県諏訪地方各地で7日、小正月の伝統行事どんど焼きがあった。子どもたちを中心に大勢の住民が参加。天高く燃え上がる炎を見詰め、1年間の健康や新型コロナ退散を願いながら繭玉を焼いて食べた。
富士見町の富士見区は午後6時から実施。町内の自治会で世帯数が最も多く、約200人が集まった。小学6年生がたいまつで点火すると、火は瞬く間に燃え広がり、竹やだるまが破裂する音が闇夜に響いた。富士見小6年の児童(12)は「4月から中学。苦手な算数(数学)を克服して、テストでいい点を取りたい」と目標を話した。
同町の御射山神戸区は午後3時から、八ケ岳を望む神戸堤公園で行った。周囲を青竹で覆い、正月飾りや書き初めを積んだり、数珠つなぎのダルマを飾ったりしたやぐらは高さ約12メートル。御柱祭で使った元綱もおたき上げした。おき火になったところで柳の枝に刺した繭玉をあぶり、焼きたてを頬張って健康を祈願。点火役の1人で、同小5年の児童(10)は「健康でいい1年にしたい。コロナも早く収まってほしい」と願っていた。
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