2023年の初こぎを楽しむ参加者
長野県ボート協会と下諏訪町漕艇協会は3日、初漕ぎ会を同町の下諏訪ローイングパークで開いた。諏訪地方のボート関係者約100人が参加。開会式で両協会会長のあいさつや有志の決意表明を行った後、希望者は早速ボートに乗り込み、新春の陽を浴びながら2023年の初こぎを楽しんだ。
もともと有志の選手らが集まり長年初こぎを行っていたが、昨年から両協会が主催で実施。ボート競技者のつながりと結束を深めようと、同施設を拠点に練習する地元の人だけでなく、帰省中の大学生やボート競技から離れている人たちにも広く参加を呼び掛けている。
開会式で県ボート協会の木下芳樹理事長は「2028年には国民スポーツ大会がここで開かれる。ぜひ”チーム長野”として結束を強めていってほしい」とあいさつ。町漕艇協会の西村和幸会長は「今秋には全国市町村交流レガッタ下諏訪大会も控える。それぞれの目標に向かって頑張ってほしい」と話した。
開会式後、希望者は用意されたボートに乗艇。メンバーを交代しながら和気あいあいとオールをこいだ。社会人チーム「すいえいぶ」の森口久美さん(47)=諏訪市沖田=は「思ったほど寒くなく、気持ち良かった。今年は各種大会の表彰台を目指して仲間と一緒に頑張りたい」と笑みを見せた。
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