恋人の聖地のモニュメントがある展望台から初日の出と初富士(右奥)を望み、明るい1年を願う人たち=1日午前7時前、富士見町の富士見パノラマリゾート
1日の長野県諏訪地方は晴れ、穏やかな年明けとなった。初日の出スポットは大勢の人でにぎわい、富士見町の富士見パノラマリゾートが特別運行した「ご来光ゴンドラ」には家族連れやカップルら400人以上が乗車。標高1750メートル地点から初日の出を拝み、明るく希望に輝く1年になるよう願った。
元旦恒例のご来光ゴンドラは午前5時半から運行し、来場者は山頂駅到着後、富士山まで見渡せる展望台やゲレンデ脇に向かった。紫紺の空に赤みが差し、午前7時前に一筋の光がきらめくと、静かに手を合わせて1年の健康を祈願。初日の出と初富士を背景に写真を撮る姿もあった。
晴天率の高さから初日を拝める確率が高く、同リゾートによると、元旦の晴天は14年連続という。両親と訪れた山梨県韮崎市から訪れた小学生の兄弟は「山から見る初日の出はすごくきれいだった」「中学では勉強と部活、両方頑張りたい」と話し、「今年こそは新型コロナが収まってほしい」と願っていた。
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