多彩な経木作品がずらりと並ぶ上農高里山コース2年生の作品展=箕輪町松島の「ひとこ間」
木を薄く削った「経木」を使いランプやアート作品などの制作に取り組む上伊那農業高校(長野県南箕輪村)コミュニティデザイン科里山コース2年生の作品展が、箕輪町松島のコミュニティスペース「ひとこ間」で開かれている。国道153号に面したショーウインドーに飾り、期間中は常時誰でも見ることができる。来年1月中旬まで。
木のぬくもりにあふれた力作がずらり。かんざしやあんどん、加湿器など多彩なアイデアにあふれ、ランプも個性的なデザインがそろった。
3年目を迎えた、木の伐採から製品化までを行う実習の一環。伐採木を経木にして過去の2年生もランプなどを手作りしてきたが、今年度は自分たちが作りたいものを自由に制作してきた。
実習に協力してきた木製品製造販売などのやまとわ(伊那市)の中村博社長(53)は「年々レベルが上がってきており、よく考えて作っている」と目を細める。
里山コースの2年生は、12月に経木のものづくりの経験を生かしてワークショップを開き、講師として一般参加者を指導もした。中村さんは「自分が教えるためには、学ぶことも多い。成長にもつながるし、自信にもなると思う」とさらなる生徒の取り組みに期待した。
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