旅行会社やオンライン旅行会社の投票で決まるランキングで、今年度が36回目。投票はがきを配布し、7月1日から10月末までの期間に投票してもらった。ウェブ投票を含めた有効はがきは2862枚。はがき1枚に最大5カ所の温泉地を記入でき、総投票数は1万2778票だった。
上諏訪温泉は一昨年が84位、昨年が79位、今年が36位とランクアップが続く。諏訪観光協会の浅井学専務理事は「業界紙を通じて、ワーケーションやユニバーサルツーリズムなど上諏訪温泉の取り組みを地道に発信し続けてきた。温泉地のブランドが高まった結果だと思う」とした。
諏訪湖温泉旅館組合の伊東克幸理事長は「私が理事長になった10年前は100位以内に入るのが目標だった。市や県、観光協会、商工会議所が協力して地域全体で頑張ってきた。コロナ下にお越しいただいたお客さまに最大限のおもてなしに努めたことが評価につながったと思う」と喜びを語り、接客とサービスの向上に意欲を示した。
1位は草津温泉(群馬県)で20年連続。2位は下呂温泉(岐阜県)、3位は道後温泉(愛媛県)、4位は別府八湯温泉(大分県)、5位は登別温泉(北海道)だった。
にっぽんの温泉100選とともに、同社の主催で旅行会社などの投票で選ばれる「人気温泉旅館ホテル250選」も合わせて発表され、上諏訪温泉からは通算5回以上入選している「浜の湯」に加え、「双泉の宿朱白」と「ホテル紅や」が初めて選出された。[/MARKOVE]