流麗な文字でしたためた作品を展示した信州書道展=諏訪市文化センター
第48回信州書道展(長野日報社主催、南日書道協会など後援)は17日から、長野県の諏訪市文化センターで2日間の日程で開く。新型コロナウイルスの影響で展示会は3年ぶり。開幕を控えた16日、関係者が応募作品約350点を飾り付け、来場者を迎える準備を整えた。
新型コロナ感染拡大を防ぐため、今年は展示作品を「優作以上」とし、規模を縮小した。繊細な仮名でしたためた和歌、墨の濃淡やかすれを生かした漢詩がそろう。同協会によると、高校生のレベルが高く、有名な書家や古典の臨書など多彩。小中学生は伸びやかな文字、しっかりとした筆遣いが目を引くという。
同協会の武井鉑陽理事長(87)=岡谷市湖畔=は「久しぶりの展示会で優秀な書を発表することができる。いろんな作品を見ることで刺激を受け、創作意欲にもつながる」と話した。
同展は小学生、中学生、高校生、一般の各部門で出品を募る公募展。書道文化の向上を目的に開催している。7月24日に審査があり、文部科学大臣賞などを決めた。
入場無料。17日は午前9時~午後5時、18日は午前9時~午後3時。
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