松本山雅・名波浩監督
サッカーJ3は20日の最終節で今季の日程が終わり、松本山雅・長野パルセイロともにJ2昇格はなりませんでした。山雅の最終戦には、引退を表明した田中隼磨選手が出場。決勝点の起点となるなど自ら花道を飾りました。名波監督は去就について言及しませんでした。
ホームで行われた松本山雅の最終戦。事実上、昇格は消滅していましたが、8000人を超えるサポーターが集まりました。
サポーター:
「隼磨さんに花道つくってあげられたらな」
引退を表明した田中隼磨選手(40)。0対0で迎えた終了間際の後半42分。大きな声援を受け、田中選手がピッチに入ります。
そして、終了間際、田中選手が右サイドでボールを受け左足でクロス。外山が折り返し、最後は中山が押し込みました。
田中選手の活躍で最終戦を勝利で飾りました。この結果、山雅は4位。昇格を決めた2位・藤枝とは勝ち点差1でした。
試合後、田中選手の引退セレモニーが行われました。元日本代表が地元のクラブに戻って9シーズン。J1昇格にも貢献した田中選手に惜しみない拍手が送られました。
現役引退・田中隼磨選手:
「たくさんのスタジアムでプレーしてきましたが、このスタジアムほどパワーがあるスタジアムはありません。だからこそ皆さん、選手を甘やかしてはいけない。ダメなときはダメだと表現してください。そうしなければこのチームは、新しい景色を見ることはできません。本当にありがとうございました」
一方、名波監督は自身の去就については言及しませんでした。
名波浩監督:
「ホーム開幕戦だった鹿児島戦の敗戦、そこから難しい状況に自分たちでしてしまったなと公開しています。残念ながら自分たちのほしかったものは手に入れられなかったけど、来シーズン以降、このクラブに輝かしい未来が来ることを祈っています」
田中選手の思いも背負い、来シーズンJ2昇格を目指します。
一方、パルセイロは最終戦を引き分け、8位で今シーズンを終えました。
AC長野パルセイロ・シュタルフ悠紀リヒャルト監督:
「努力はこれ以上できないくらいしたので、同じ努力をもう1年継続して、結果に結び付けられるように頑張りたい」
長野放送[/MARKOVE]