上田中央消防署・宮下颯汰隊員
救助技術を競う大会で全国1位に輝いた長野県上田市の上田中央消防署の隊員が、知事に結果を報告しました。隊員は「次は後輩が1位になれるよう育成に力を入れたい」と話しています。
【動画で見る】「ロープブリッジ渡過」全国1位の腕前は…
14日、阿部守一知事を表敬訪問したのは、上田地域広域連合消防本部の上田中央消防署の隊員・宮下颯汰さん(27)。宮下さんは今年、救助技術を競う大会で全国1位に輝きました。
宮下さんが得意としているのは、長さ20メートルのロープを渡る「ロープブリッジ渡過」。河川に取り残された人の救助や災害現場への進入に使われる技術です。
宮下さんは今年8月の全国大会で2位に大差をつけ見事、全国1位に輝きました。
訓練に一層励むようになったきっかけは、3年前の台風19号災害。千曲川流域で被害が広がり死傷者も出しました。
上田中央消防署・宮下颯汰隊員:
「要救助者を目の前にして、実際に流されてしまうところを見たんですけど、もっと自分に知識・技術があれば助けられたんじゃないか…」
宮下さんは知事に対し、今後は育成にも力を入れていきたいなどと話しました。
上田中央消防署・宮下颯汰隊員:
「他の隊員の模範となるような選手を育成できればと思う」
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