手術直後 提供:中沢さん
2022年2月、心臓移植のため渡米した長野県佐久市の中沢維斗さん(10)が、日本時間の28日朝、無事手術を終えました。
【動画で見る】50万人に1人の難病 渡米から8ヵ月…ドナー見つかり心臓移植手術を無事終了 拘束型心筋症を患う10歳男児
父親・中沢智春さん:
「やっと移植できました。感謝しかありません。ありがとうございました」
難病の拘束型心筋症を患う中沢維斗さんは2022年2月に渡米し、テキサス州の病院で移植手術を待っていました。
佐久市で父親の智春さんが取材に応じ、日本時間の27日朝、ドナーが見つかり心臓の移植手術が行われ無事終わったと報告しました。
右・中沢維斗さん 提供:中沢さん
手術は11時間に渡り、今は移植した心臓も動いて休んでいるということです。
手術のための募金活動では2億3700万円が寄せられました。
父親の智春さんは改めて感謝を伝えたいと話しています。
中沢維斗さんは生後すぐに大動脈弁狭窄症と診断され、人工弁を入れるなど手術を繰り返してきました。
治療しながらも元気に小学校に通うようになりましたが、2020年7月、心不全が悪化し長期の入院が必要に。心臓の筋肉が徐々に硬く、広がりにくくなる「拘束型心筋症」と診断されました。50万人に1人の難病と言われています。
病気は進行が早く、心臓移植以外に生きる道はないと言われていました。
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