奉献菊花大会で境内を彩っている菊の大輪=諏訪大社下社秋宮
長野県下諏訪町の諏訪大社下社秋宮で24日、第93回諏訪大社奉献菊花大会が始まった。中南信地域の菊栽培愛好家でつくる諏訪大社秋香会の会員18人が出品した約150鉢が並べられ、黄や白、紫などの大輪が境内を彩っている。
3本仕立ての「だるま作り」や丈を抑えた「福助作り」のほか、「ジャンボ福助作り」「盆養作り」、盆栽などがジャンルごとにずらりと並ぶ。今回初めて、一般出品も募集し、2人から約20鉢が寄せられた。
夫妻で訪れた桑原小由里さん(59)=相模原市=は「手をかけないとここまで大きくはできないと思う。白い菊のクリーム色がきれい。季節を感じます」と鑑賞。前日に諏訪湖マラソンを完走したといい、「温泉でゆっくりでき、疲れも大丈夫。きょうは諏訪大社4社巡りを楽しみたい」と笑顔だった。
林信夫会長(84)=同町=は「開花が全体的に少し遅めだが出来栄えは例年並み。菊と一緒に記念撮影してもらえたら」と話した。
11月15日まで。10月31日に審査、11月2日に奉献奉告祭と表彰を予定している。
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