長野放送
長野市長沼地区の千曲川の堤防が決壊してきょう10月13日で3年になりました。3年前、校舎が浸水した長沼小学校で、子供たちが歩いて1時間の避難場所へ移動する訓練を行いました。
きょう午後、長沼小学校で行われた避難訓練。線状降水帯が発生し、3時間後に千曲川が氾濫危険水位に達するという想定です。
3年前、長沼小学校は床上1.5メートルの高さまで浸水しました。
きょうの訓練では高台にある避難場所の「北部レクリエーションパーク」を目指します。
6年生:
「(3年前に)被災した時に車で行ったことがあるけど歩いていくのは初めて。急に災害が起こるからそういう時に落ち着いて行動できるようにしたい」
学校からの道のりはおよそ3キロ。
1年生:
「足がこわれそう」
6年生:
「がんばれ、がんばれ」
1時間ほどで着くと保護者に引き渡します。
保護者:
「思ったより遠くて疲れたみたいなんですけど、実際そういうことがあれば、そんなことも言ってられないので訓練できてよかったと思います」
長沼小学校・市川英臣校長:
「本校のタイムライン=時間を追っての避難計画の実証と検証をやってみたいと実施した」
今回は避難場所への「水平避難」でしたが、実際の場面に応じて校舎の上の階に移る「垂直避難」も検討するということです。
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